入れ歯治療
失った歯を補い、噛む力と生活の質を支える入れ歯治療
入れ歯治療とは、失われた歯や歯ぐきの機能を補い、噛む力や見た目を回復するための治療です。全身状態に左右されにくく、幅広い方に適応できることが大きな特長です。
基本的には、保存が困難な歯が残っていない場合や、骨の状態に大きな問題がなければ、外科処置を行わずに治療を進めることが可能です。一方で、加齢とともにお口の中の適応力が低下し、入れ歯に違和感を覚えやすくなることもあります。
また、全身疾患をお持ちの方や、生活に介助・支援を必要とされている方も少なくありません。そのため入れ歯治療では、現在のライフステージや全身状態を踏まえたうえで、無理のない治療計画を立てることが非常に重要です。
「今使っている入れ歯が合わない」「体の状態を考慮した今後の口腔管理について相談したい」など、お悩みがありましたら、高輪の歯医者「TAKANAWA GATEWAY Clinics 歯科・矯正歯科」へどうぞお気軽にご相談ください。
高齢者歯科の専門家と連携した入れ歯治療
当院では、入れ歯治療および高齢期の口腔機能管理に精通した専門家と連携し、科学的根拠に基づいた入れ歯治療を行っています。単に「作る」「直す」だけでなく、噛む力・飲み込む力・全身の健康との関係まで見据え、一人ひとりの生活背景に寄り添った診療を大切にしています。長年入れ歯でお悩みの方や、何度も作り直して満足できなかった方にも、安心してご相談いただける体制を整えています。
金澤 学 教授
国立大学法人 東京科学大学 高齢者歯科学分野 教授
先端歯科診療センター センター長/歯科技工部/部長病院長補佐/副学長補佐
略歴
- 2002年 東京医科歯科大学 歯学部 卒業
- 2006年 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 全部床義歯 補綴学分野修了 博士(歯学)
- 2008年 東京医科歯科大学 高齢者歯科学分野 助教
- 2013-2014年 マギル大学歯学部 Visiting professor
- 2019年 東京医科歯科大学 高齢者歯科学分野 講師
- 2021年 東京医科歯科大学 口腔デジタルプロセス学分野 教授
- 2024年 東京科学大学 高齢者歯科学分野 教授
当院には、入れ歯治療や口腔機能低下症を専門とする金澤 学教授が所属しており、専門的な視点からの診療が可能です。入れ歯を何度も作り直している方、現在の入れ歯に不安や不満がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
噛むことは、生きる力を支えること
食事は、生命を維持するために欠かせない行為であると同時に、人生の楽しみのひとつでもあります。歯科医療は痛みを取り除くだけでなく、「噛む」という基本的な機能を支え、生活の質を高めることも重要な役割です。
入れ歯が痛い、外れやすい、しっかり噛めないなどのお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。高輪の歯医者「TAKANAWA GATEWAY Clinics 歯科・矯正歯科」には、塩田芳享 著『入れ歯で、命が変わる』にて「信頼できる歯科医リスト116」に紹介されている歯科医師も在籍しており、安心して治療を受けていただけます。
さまざまな型採り方法
入れ歯の型採りには、実はいくつかの方法があることをご存知でしょうか。型採りの方法によって、完成する入れ歯の精度や装着感には大きな違いが生まれます。
①一般的な既成トレーを用いた型採り
あらかじめ規格化された既成トレーは、多くの方に使用できる反面、個々の歯ぐきの形に完全に合っているとは限りません。そのため、型採り時の圧力が不均一になりやすく、解剖学的な形態を十分に再現できない場合があります。結果として、完成する入れ歯の適合が甘くなることがあります。
②お口の模型から作製するカスタムトレー
お口の中の形は、一人ひとり異なります。事前に作製した模型をもとに、患者さま専用のトレーを作ることで、歯ぐきの形をより正確かつ鮮明に型採りすることが可能です。その結果、完成する入れ歯の精度やフィット感が高まります。
③現在お使いの入れ歯をコピーしたトレー
現在使用している入れ歯をもとに作製する方法です。実際に噛んだときの圧力がかかった状態に近い歯ぐきの形を再現できるため、より機能的な型採りが可能です。噛み合わせの位置に大きな問題がなく、同じ噛み合わせで新しい入れ歯を作りたい場合や、機能性を高めたい場合に有効です。
入れ歯治療の流れ
型採り
患者さまの状態に合わせた方法で型採りを行います。
噛み合わせの位置を決定
上下で噛み合う歯が少ない、またはない場合には、蝋(ろう)で作製した噛み合わせを決める装置を使用します。
試適(仮合わせ)
蝋の土台の上に実際に使用する人工歯を並べ、お口の中で試しに装着します。必要があれば、この段階で歯の並びや噛み合わせを調整します。
完成
問題がなければ、蝋の部分を最終材料に置き換え、入れ歯が完成します。
外れやすい入れ歯とは?
入れ歯が外れやすくなる主な原因には、次のようなものがあります。
- ① 抜歯後に時間が経過し、骨が吸収されて歯ぐきの形が変化している
- ② 解剖学的形態に合っていない、または型採りが不鮮明で適合が悪い
- ③ 噛み合わせが合っていない(噛む力が不均一にかかると、痛みが出たり、入れ歯が傾いて外れやすくなります)
高輪の歯医者「TAKANAWA GATEWAY Clinics 歯科・矯正歯科」では、これら3つの原因それぞれに対して個別にアプローチを行っています。特に②については、前述のとおり複数の型採り方法を使い分けることで、より精度の高い入れ歯の製作が可能です。
患者さまの入れ歯の問題点を的確に見極め、状態に合わせた最適な治療をご提案いたします。入れ歯の違和感や不具合でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
入れ歯装置の種類
保険外の入れ歯
部分入れ歯の見た目が気になる方へ【ノンメタルクラスプデンチャー】
前歯に近い部分の部分入れ歯では、保険診療の入れ歯の場合、金属のバネが目立ち、審美的に気になることがあります。
ノンメタルクラスプデンチャーは、この金属のバネ部分を樹脂素材に置き換えた入れ歯で、自然な見た目が特徴です。入れ歯の欠損範囲や残っている歯の状態によって設計は異なりますので、どのような形になるか気になる方はお気軽にご相談ください。
入れ歯の厚みが気になる方へ【金属床義歯】
保険診療の総入れ歯・部分入れ歯では、保険の制度上、金属を使用できる範囲が限られている、もしくは使用できない場合があります。そのため、多くの場合、樹脂(レジン)を主体とした入れ歯になります。
その結果、
- 入れ歯の厚みが気になる
- 入れ歯が割れやすい
- 食べ物や飲み物の温度が伝わりにくい
といった不満を感じることがあります。
このようなお悩みがある場合には、金属の使用範囲が広い金属床義歯がおすすめです。薄くて丈夫な設計が可能になり、装着感や使用感の向上が期待できます。
入れ歯が動いて使いにくい方へ【インプラントオーバーデンチャー】
以下のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
- 入れ歯が動き、下に食べ物がはさまりやすい
- 噛むと入れ歯が傾いたり、浮いたりする
- 歯ぐきを覆う面積が大きく、違和感が強いため小さくしたい
インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋入した人工歯根(インプラント)を支えとして入れ歯を安定させる治療法です。入れ歯のズレや浮き上がりを抑え、よりしっかり噛めるようになることが期待できます。
※人工歯根を埋め込む外科処置を伴う治療となります。